本について

響け!ユーフォニアム1~3

吹奏楽に真剣に取り組む少年少女たちの青春エンタメ

今回この小説を取り上げた動機は、先日映画館で別の邦画を見に行ったとき、予告編でこの小説のアニメ映画が流れたからです。

私自身、アニメ映画やマンガ原作の邦画を見るのが結構好きで、「ちはやふる」や「傷物語」、最近見た「亜人」などは個人的にはすごい良かったです。

さて、小説の話に移りますが、正直言うとユーフォニアム=金管楽器の名前ということは初めて知りました。主人公は北宇治高校に入学した黄前久美子というユーフォニアムを演奏する女の子。

彼女の同級生である高坂麗奈や幼なじみの塚本秀一、同じユーフォニウム奏者で3年生の先輩の田中あすかなどを中心に、いろいろな問題にぶつかりながら優柔不断な主人公が成長していく様子を描いたものである。

私が一番ひかれるのは団体競技としての側面をもつ吹奏楽部の話だというところです。私自身高校時代に陸上をしていて一番楽しかったのは駅伝でした。理由はみんなで一つのタスキを最後までつなげていく一体感が大好きでした。この小説も弱小の吹奏楽部が新しい顧問の先生とぶつかりながら、部として全員が成長していく様子が清々しく描かれています。

小説が面白いのはもちろんですが、この10月に映画が公開されて、今テレビでも再放送がされているように話題になっているこの本を、3か月前の7月に幅さんが塾の本棚に入れていることに驚いています。

他にも将来を見越して置いてある本がたくさんあると思うので、話題にあがったときに紹介できればと思います。